桐生産地

織物の文化が連れてきた高感度な未来

桐生市は、群馬県南東部にある市で、旧山田郡・足利郡・安蘇郡・勢多郡からなる地方拠点都市です。主に生産しているものは、シルクや合繊繊維の織物。八王子とは歴史的な繋がりもありました。徳川氏の代官であった大久保長安の命を受け、手代の大野八右衛門によって桐生は築かれました。また大野八右衛門は東京・八王子の出身で、徳川家康の直轄領支配を任された代官・大久保長安の手代として桐生に赴任。​​八王子と繋がりのある人物が桐生の街を作ったそうです。

関ヶ原の戦いで徳川家康への旗絹献上​をしたとして有名になった桐生産地はその後一大絹織物産地となります。​戦後から昭和40年頃(1907年頃)までの繊維産業全盛期には桐生にはのこぎり屋根の工場が所狭しと並び繁栄を誇りました。そして蓄えられた富は、多くの文化財や美術館となったのです。

近年は商店街を中心に意欲的な店舗が多く創業しています。 その中心にあるのが「st company」「Purveyors」「ふふふ」の3店舗です。 感度の高いこのお店は、都心にいるような錯覚さえ覚えます。 桐生の高感度なショップは続々とオープンしていて、一見繊維産業とは関わりのない出店ラッシュのように思えますが、根源には繊維産業の文化的な土台があると思いました。



総合サイト
桐生テキスタイル
https://kiryutextile.com/
桐生織物協同組合
http://www.kiryuorimono.or.jp/


取り組み
いとへんの会
https://www.facebook.com/itohennokaikiryu/


本文中で紹介した店舗
st company
https://www.stcompany.com/
Purveyors
https://purveyors2017.com/
ふふふ
https://www.instagram.com/fufufu_kiryu/?hl=ja